コンパスのようにセンターガイドを中心にして回すだけで、円状のスジを彫ることができます。
テンプレートなどを用意する必要がないのでお手軽です。
基本的な使い方(円状のスジを彫る)
コンパスモールドをピンバイスに取り付け、センターガイドを中心にゆっくりと回してください。
回転させるときは、一方向に回すようにすると彫りやすいです。
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❶センターガイドをしっかりと刺し込み、刃が切削対象の面に接するようにします。
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❷センターガイドを軸にして、刃を回転させていきます。センターガイドがズレないように注意しながら、ゆっくり回してください。
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❸刃をぐるりと一周させて、彫り始めの位置につなげていきます。
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❹円がつながったら、そのまま何度か回転させて、スジを深くしていきます。
彫った後の処理について
彫ったままだとバリが目立つので、必要に応じてヤスリ掛けをしたり、スジを彫り直したりしてください。
センターガイド穴が不要な場合は、パテや瞬間接着剤などで穴を埋めてください。
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❶彫ったままの状態だとバリがあり、中心にもセンターガイドの穴があります。
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❷バリを「リーゲルニードル」のクルヴェで取り除きました。
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❸センターガイドの穴を「510瞬間接着パテ」で埋めて、「510プライマー」を吹いて硬化させます。
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❹パテで盛り上がっている箇所をヤスリで均して平らにします。
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❺ヤスリ掛けの粉で埋まったスジを、ハブラシなどで取り除きます。
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アイデア次第でいろんなディテールが作れる!
センターのガイド穴が不要な場合は、パテなどで埋める必要がありますが、逆に、ガイド穴を活かすことで様々なディテールを作ることもできます。
大小のコンパスモールドを組み合わせて二重の円状スジを彫ったり、別売りのスピンモールドなどと組み合わせれば、アイデア次第で複雑なディテールを生み出すこともできます。
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▲2mmのコンパスモールドで彫ってから、ガイド穴を利用して4mmのコンパスモールドで彫りました。小→大のサイズ順で彫るのがコツです。
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▲4mmのコンパスモールドで彫り、ガイド穴を利用して3mmのスピンモールド(別売り)で内側を一段掘り下げました。ここにさらにΦ3mmのレンズやボルトなどのディテールアップパーツを埋め込んでも面白いです。
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▲3mmのコンパスモールドで彫ってから、ガイド穴を利用して1mmのスピンモールド45(別売り)を使うと、バーニアノズルが埋まっているようなディテールになります。
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▲ガイドテープをストッパーにして4mmコンパスモールドで半円のミゾを彫り、そのままガイドテープを利用してリーゲルニードル(別売り)で直線を彫りました。ガイドテープを工夫すれば、扇型なども作れます。
商品詳細
・サイズ(彫れる円の外径):約2.0、2.5、3.0、3.5、4.0mm
・刃幅:約0.125mm
・入り数:5本(各サイズ1本入)
・軸の太さ:Φ3mm(5本共通)
※仕様は予告なく変更になる場合があります。
⚠注意事項
・ピンバイスにしっかりと固定してからご使用ください。
・回転が早すぎると瞬間的に負荷がかかり破損する可能性があります。
・深く彫りすぎると破損する可能性があります。
・彫っているときに無理な力を加えたり、ひねるように使用すると破損する可能性があります。
・切削物や破損した刃が目に入ると失明などの恐れがあり大変危険です。安全のため保護メガネをご着用ください。
・鋭利な刃物ですのでケガをしないよう充分に気をつけてご使用ください。
・危険ですので刃先に直接手を触れないでください。
・能力以上の負荷をかけないでください。
・使用後は綺麗な布で拭き取り、
防錆油を塗布してケースに収めて保管してください。
・小さなお子様の手の届かないところにケースに入れて保管してください。
・ケースの蓋を開けるときやご使用時に刃を取り出す際は、ケガに注意してお取り扱いください。
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