天然毛は含みの良さと毛先のまとまり力が抜群。
かつ滑らかでコシがあり、まさしく「天然の宝物」です。
毛の種類ごとに毛質が異なり、
その特徴を最大限に活かした模型用の筆を作りました。
天然の毛なので溶剤への耐久性は弱いものの、
水性塗料との相性は抜群で、その描き心地の良さはクセになります。
ぜひ天然毛ならではの上質な描き味をご体感ください。
しなやかでまとまりが良く扱いやすい!
小さなパーツの面塗装から細部塗装まで
様々な場面で活躍!
「鼬毛(ゆうもう)」の毛質は、保水性・弾力・鋭さなどのバランスに優れています。
「鼬毛 細筆」は、筆先が短めなのでコントロールがしやすく、それでいて塗料含みも良い筆です。
小さなパーツの面塗装から細部塗装まで、様々な場面で重宝します。
・適応塗料:水性◎/油性△/ラッカー✕/ウレタン✕
・毛材:鼬毛100%
・柄:木製
▼サイズ
・毛先から柄の端まで:約143mm
・筆先長さ:約5mm
⚠注意事項
・天然の毛はラッカーなどの溶剤で傷みやすいです。描き味の良い状態を長持ちさせるため、水性の塗料のご使用をお勧めします。
・天然の毛なので強いアルカリ性の液体に浸さないでください。毛のタンパク質が分解されて傷みます。
・柄の部分に溶剤やクリーナーが付かないようにお気をつけください。これらの液体が付着すると柄の黒色が落ちます。
・筆先を保護するには「
神ふで天然毛専用キャップ」をご使用ください。通常の「神ふで専用キャップ」は通気穴がないため、天然毛シリーズに使用すると腐敗やカビが発生する恐れがあります。
・天然毛シリーズは製造数に限りがあります。売り切れの場合はご容赦ください。
Q&Aコーナー
🆀なぜ天然毛は有機溶剤で傷みやすいの?
🄰毛の80%以上はタンパク質でできており、残りの十数%は水分、さらに数%はCMC(細胞膜複合体)という脂質でできています。有機溶剤はタンパク質は溶かしませんが、脂質であるCMCは溶かしてしまいます。
CMCは毛の細胞同士の接着剤としての役割と、毛の中の水分や栄養分の流出を防ぐ役割があるため、これが溶けてなくなってしまうと、毛の細胞が剥がれたり栄養分が流出したりして、毛が傷んだ状態になります。
🆀どうして天然毛はアルカリ性に弱いの?
🄰天然の毛の成分の大半はケラチンというタンパク質でできており、タンパク質はアルカリで分解されます。
また、毛の表面はキューティクルというウロコ状の組織で覆われていますが、このキューティクルは酸性で「閉じ」、アルカリ性で「開く」という性質があります。
キューティクルが開くと毛の内部に水が入りやすくなり、侵入した水によって毛を形作っている水素結合が外れてしまうため毛が脆くなります。
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