花小刀をクラフト作業用に特化した大きさに設計し、池内刃物の「焱 (えん)」シリーズの1つとして作っていただきました。
播州三木打ち刃物を手掛けて六十余年の、池内刃物による本鍛造の手打ち品。
抜群の切れ味を誇り、思い通りに削れ、滑らかに切れます。

六十年以上にわたって播州三木打ち刃物を製造している池内刃物（※）の三代目。
約10年、初代の池内昭三さんから伝統技術を学び、二代目の久徳さんからは新技術を習得。
祖父、父、叔父から受け継いだ匠の業にさらに磨きをかけるべく、日々研鑽を重ねている「本物」の職人です。
※）池内刃物の小刀は大変切れ味がよく、国内では欄間師・木彫り師・各種工芸品作家、ヨーロッパではバイオリンや家具職人に愛用されています。
初代（現会長）の池内昭三さんは80年以上も小刀を作り続けている職人で、三木技能顕功賞、兵庫県技能顕功賞を受賞しています。

片刃は刃を寝かせ気味にしても切削対象に刃が当たるので、薄く削ぐような加工がしやすいです。
片刃は切り込む際の圧力が小さく、軽い力で切り込むことができます。

本商品は、刃の内側がくぼんでいることで、さらに摩擦が小さくなり、軽い力でスムーズに切削できます。

定規などのガイドがない場合、単に真っすぐ切り込むと斜めにずれていきます。
少しだけ傾けるようにして、刃が真っすぐに進むように刃先をコントロールしましょう。